
横向きのマッサージ
横向きで行うマッサージ
健康道藤沢店では、俯せや仰向けだけでなく、横向きの姿勢でも全身のもみほぐしを行っています。
ここでは横向きの施術について、詳しくご紹介いたします。
首の真横を斜めに走る胸鎖乳突筋を揉捏した後、目や頭に繋がる経穴を母指で押圧します。
次に首の後ろから肩にかけての肩甲挙筋や頸椎に沿って走る脊柱起立筋、盆の窪周辺の後頭下筋群を揉捏、後頸部の経穴を母指にて圧迫。再び側頸部を揉みほぐし、胸鎖乳突筋周辺の経穴をツボ押ししていきます。
肩から背中にかけての筋肉の緊張を揉捏でほぐし、上背部の経穴を母指で揉み押しして、デスクワークなどの負担がかかりやすい肩甲下筋や菱形筋などを揉捏でほぐしていきます。
次いで背中から腰にかけて揉捏と押圧でゆるめていきます。腸脛靭帯からスネの外側部分(前脛骨筋、腓骨筋等)をマッサージして内くるぶし周りや足の甲を通る経穴を押圧いたします。
横向きの施術の後、仰向けへと移行します。
横向きで行う首のマッサージ
横向きでの頸部の施術は側頸部を斜めに走る胸鎖乳突筋の揉捏から始めます。胸鎖乳突筋の停止部である側頭骨の乳様突起周辺から起始部の鎖骨近位部にかけて母指圧をかけ、左右に揺するようにして揉みほぐした後に天鼎(てんてい)という経穴をツボ押しします。次いで胸鎖乳突筋全体を母指にて押圧します。胸鎖乳突筋は、頚椎の屈曲・回旋・側屈に関わる筋肉です。
前傾部の施術は胸鎖乳突筋の内縁に沿って頸動脈付近を弱圧で押圧します。この部位には人迎や水突といった胃経のツボが点在します。
後頚部の施術は肩甲挙筋のマッサージから始めます。肩を上げ下げする際の主力筋である肩甲挙筋は頭蓋骨と肩甲骨を繋いでいますので筋に沿って起始部から停止部へと揉捏で緩めた後、母指にて押圧します。
次いで頭蓋骨と背骨を繋ぐ頭板状筋の内縁を外側に向けて揉みほぐした後、母指にて押圧します。
首の上方から後頭部にかけては後頭下筋群を中心にマッサージいたします。後頭下筋群を構成する大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋を揉捏と押圧によって緩めていきます。
横向きで行う肩のマッサージ
肩の施術は肩甲挙筋の揉捏から始めます。この筋肉はうつ伏せの状態で揉みほぐすよりも横向きの方がアプローチしやすく、姿勢に配慮しながら施術を行います。
肩甲挙筋の前縁には肩井、胸鎖乳突筋の後縁には天鼎、肩の前方、鎖骨付近には缺盆というツボがあり、それぞれ母指にて押圧します。
次いで頚椎と肋骨をつなぐ斜角筋に母指圧をかけ外側に向けて揉みほぐし、小腸経の肩中兪をツボ押しします。
次に肩甲骨内縁に沿って菱形筋の停止部を揉捏します。菱形筋は左右の肩甲骨同士を引き寄せたり、肩甲骨の下方回旋を行う筋肉です。
次いで菱形筋の深層に位置する上後鋸筋に母指で圧をかけ、揺するようにしてマッサージ致します。上後鋸筋は背骨と肋骨を繋いでいて、息を吸うときに肋骨を引き上げて呼吸の補助をする筋肉です。
背中の施術
横向きでの背中の施術は脊柱起立筋の一つである胸腸肋筋の揉捏から始めます。母指を内側の筋繊維に当て、外側に向けて捏ねていきます。
胸腸肋筋の延長上には腰腸肋筋という脊柱起立筋群の一つがあり、こちらも同様に揉捏していきます。この部位には神堂や魂門、陽綱等の膀胱経の経穴がズラリと並んでいますのでそれらを一つ一つツボ押ししていきます。
腰の施術
肋骨と腸骨を繋ぐ腰方形筋の後面、側面と多角的に揉捏し、この筋肉上にある肓門、志室等のツボを母指で押圧していきます。
次いで背骨を圧迫しないように、脊柱起立筋群を外側に向けて捏ねていきます。脊柱起立筋の腰部には三焦兪や腎兪等の背部兪穴が並びますので母指の先端を使って押圧します。
腰部起立筋ほぐし
腰椎は五つの骨から構成されていますが、腰椎の前弯が大きく、その周囲の脊柱起立筋がこわばっている場合などに用いる施術です。ここでは腰椎にアプローチする施術法をご紹介いたします。
横向きのお客様に対して施術者は前方からアプローチします。まず、お客様の腰椎が前彎しないように前ももをブロックしておきます。片方の手で前彎が大きくなっている腰椎の棘突起を押さえ、もう片方の手は胸郭に当てておきます。その状態からお客様には背中を反らしながらみぞおちの辺りを前に突き出すようにしていただき、同時に胸郭に当てた手で腰椎を前彎させていきます。
前鋸筋+菱形筋へのアプローチ
前鋸筋と菱形筋は肋骨部分で筋膜の連結があり、肩甲骨の外転、内転に関わっています。この二つの筋肉は拮抗筋といって相反する動作に携わります。前鋸筋が収縮すると肩甲骨は外方向へ動き、菱形筋が収縮すると肩甲骨は内方向へ動きます。
パソコン操作や車の運転などで腕を前に出している時は前鋸筋が収縮して肩甲骨は外方へ寄っています。
施術は横向きの状態で行います。施術者は後方からアプローチしてお客様の上になっている側の肘を後方へ動かします。同時に肩甲骨の外側縁を内転方向へ押していきます。
小胸筋へのアプローチ
小胸筋は胸にある小さな筋肉で胸(肋骨の前側部分)から肩(肩甲骨の烏口突起という鎖骨下の出っ張り)にかけて斜めに走行しています。肩甲骨の下制(下方へ動かす)や下方回旋(右の肩甲骨を時計回りに、左の肩甲骨を反時計回りに動かす)、肩甲骨を前方へ引く動作などに関与しています。また、息を吸う際に胸郭を引き上げ、吸気の補助もしています。肩甲骨を外転させる役割もあるので肩甲骨が外方向へ流れていく動きを前から作っているのがこの筋肉です。
小胸筋は脇腹にある前鋸筋との連携も非常に強いのでこの二つの筋肉をセットでアプローチするようにしています。
施術は横向きのお客様に対して後方からアプローチします。上になっている側の前腕を把持して肩関節を外転及び伸展位で保持します。その状態で小胸筋の起始部から停止部に向けてゆっくりとストリッピング(滑らせるように摩るマッサージ)をかけていきます。肩関節の角度を変えながら繰り返し行っていきます。
次いでお客様の腕を軽度外転させた状態で四指を肋骨の丸みに沿って外側から大胸筋と小胸筋の間へ潜り込ませていきます。もう片方の手でお客様の肩を上方から抑え込み、肩を下方へ引いて潜り込ませている四指の上に被せるようにします。同時に四指で小胸筋を押圧していきます。
次にお客様の脇の下から手を通して肩を前から抑え、もう片方の手で肩甲骨を包み込むようにして抑えます。その状態から肩甲骨の上角が下がるように上方回旋させます。その上で肩を後方へ倒すようにして肩甲骨を後傾させます。この操作を数回行った後、肩回しをするようにして動きの中で小胸筋をストレッチしていきます。
棘下筋上方繊維のマッサージ
棘下筋は肩甲骨の肩甲棘という隆起した部位の下にあり、肩甲骨の後面を広範囲に覆っている筋肉で肩甲上神経が支配しています。野球やバトミントンなどの腕を振るスポーツで負担がかかりやすい筋肉です。ここでは棘下筋上方繊維へのアプローチ法をご紹介します。
| 施術 |
| お客様には横向きになっていただき、施術者は前方からアプローチします。お客様の上腕と前腕を固定した状態で四指で棘下筋上方繊維を捉えておきます。そこから肩関節の内旋を誘導しながら棘下筋上方繊維にあてている四指で肩甲骨の内側方向へ押圧することで棘下筋をほぐしていきます。 |
横向きでの肩甲挙筋のマッサージ
肩甲挙筋は僧帽筋上部線維と共に長時間のデスクワークや頭が前に出た姿勢によって負担になりやすい筋肉で、肩甲背神経が支配していきます。ここでは肩甲挙筋を短縮位の状態で施術する方法をご紹介します。
| 施術 |
| 横向きの状態で肩甲骨を挙上し、腕を後ろに回した姿位にして肩甲骨を下方回旋とし、肩甲挙筋を短縮位にしておきます。そこから肩甲骨上角部位に付着する肩甲挙筋停止部付近を両手指で挟み込むようにして横断方向へ揺らしていきます。同じ要領で筋腹部分や起始部周辺迄施術していきます。 |
肩甲下筋のマッサージ
肩甲下筋はローテーターカフの一つで肩甲骨の裏側の肩甲下窩(凹面状に浅く窪んでいるところ)から始まり、上腕の前側にある上腕骨小結節に停止しています。この筋肉が収縮すると上腕骨を前側方向へ引き込む動作になり、腕の骨全体が内に向かって回旋する形になりますので肩関節の内旋動作になります。
施術は横向きの状態で下部繊維のマッサージから始めます。お客様の肩関節を水平内旋の姿位とし、肩甲骨の内側縁を把持します。もう片方の手で肩甲骨外側縁を内側へ向けて押し込んでいきます。そこから肩甲骨内側縁を持ち上げ、肩関節が内巻きになるように動かし、外側縁を押圧していきます。
次に肩甲骨内側縁から四指を潜らせるようにして肩甲骨と肋骨の隙間に入れていきます。その状態から肩甲下筋の起始部に四指圧をかけ、筋繊維を横断するように揉みほぐしていきます。
前鋸筋ほぐし
脇腹に広く分布する前鋸筋は肋骨の側面から始まっていて肋骨に沿うようにして後方へ走行し、肩甲骨の裏側へと潜り込み、肩甲骨の内側縁に停止します。肋骨に付着している起始部のところが鋸(のこぎり)のようにギザギザした形状であることから命名されているようです。この筋肉が縮むと肩甲骨が肋骨に沿って前方へ動かされますので肩が内巻きになって胸が縮んだ状態になります。パソコン操作などで手を前に出し、背中が丸まった姿勢を続けているとこの筋肉は収縮しています。デスクワークに従事する方々の大半はここが縮んだまま固まっていますのでここでは前鋸筋を伸張する施術をご紹介いたします。
施術は横向きのお客様に対して後方からアプローチします。上になっている側の腕を腰に回します。そうすることで上腕骨の重さが後方へかかってきますから肩甲骨を背骨側に動かしやすい環境が整います。その状態から肩甲骨の外側縁を手根で押さえ、内転方向へ落としていきます。この時、床面方向へ垂直に落とすのではなく、斜め上方向に角度をつけると本来の前鋸筋の走行と一致するので内転動作がしやすくなります。
次いで前腕部を前鋸筋の肋骨付着部分に軽く当て上下にゆっくりと摩るようにしてわき腹部分を広範囲にマッサージしていきます。
小殿筋ほぐし
小殿筋は股関節の外側(お尻の外側)深層にあるインナーマッスルで腸骨の殿筋面から始まり、下方向へ走行して大腿骨大転子の前面に停止しています。この筋肉が全体的に収縮すると股関節を外転(脚を開く動作)させ、前部繊維はもも上げの運動や脚を内側に捻る運動、後部線維は脚を後ろへ動かしたり、外側へ捻じる運動に携わります。
ここでは小殿筋を伸張させた後に全体の筋繊維を揉みほぐす手技をご紹介いたします。
施術は横向きの状態で行います。表層にある中臀筋を緩めておくために施術する側の股関節を外転位(脚を開いた状態)としておきます。片方の手で停止部である大腿骨大転子を固定し、もう片方の手で起始部に母指圧をかけ、小殿筋を大転子から引き離すように近位方向へ押していきます。
次に筋繊維の走行に対して横断するように起始部から停止部へと揉捏していきます。
胸腰筋膜へのアプローチ
胸腰筋膜は、胸椎や腰椎に付着する筋肉を覆っている非常に分厚い表層の組織で、仙骨から始まり、後頭骨や脊柱起立筋群の一番外側である腸肋筋の端につながっています。この筋膜はいろいろな筋肉と表層の膜組織レベルでの連結があります。運動的な特徴としては、大臀筋の張力が仙骨を介して反対側の胸腰筋膜に伝達されるという事です。これは対角方向への筋出力の伝播を可能にしているということです。わかりやすい例が歩く時や走る時に左脚を後ろへ運ぶと同時に右腕が後ろへ引かれるといった動作です。これは左の大臀筋から発せられた力が胸腰筋膜を介して右側の広背筋に伝わるためにスムーズに行われる運動です。もちろん、右脚と左腕を同時に後ろへ運ぶといった場合も同様に胸腰筋膜が関わっています。
また、この筋膜の中葉といわれる部分においては脊柱起立筋や腰方形筋、大腰筋といった腰部の筋肉同士が滑りやすくなるようにそれらを隔てているという役割もあります。
施術は側臥位の状態からやや前方に体全体を傾けていただいた姿位で行います。胸腰筋膜の付着部である腰部腸肋筋に母指圧をかけ、腰椎の横突起の方向へ向けてマッサージしていきます。少しずつポイントをずらしながら繰り返し行っていきます。
次に横向きの状態から上になっている側の脚を前に落とし、下になっている側の脚を大きく後ろへ引いた姿位をとっていただきます。その状態から片方の手で前側に落とした膝を押さえ、もう片方の手で同側の肩を押さえて腰をやや反らした状態で体幹を回旋させていき、胸腰筋膜を伸張していきます。
恥骨筋ほぐし
恥骨筋は内転筋群の中でも股関節の近くに存在して比較的ボリュームがあり、筋の走行も大腿骨の頸部と平行に位置しているので、股関節の安定に深く関与していると考えられます。また、もも上げ動作や開いた脚を閉じる動作、脚を外へねじる動作などにも携わっています。
ここでは恥骨筋のほぐし方をご紹介いたします。
まず、お客様には横向きになっていただき、上になっている側の脚を天井方向へ持ち上げ、恥骨筋を股関節外転位で伸張しておきます。そこから持ち上げた脚を後方へ動かしながら足先を外側へと動かして股関節を伸展、内旋させて伸張していきます。
次に施術者は片方の脚をお客様の寛骨にかませて骨盤を固定しておきます。施術する側の下肢を外転、屈曲、内旋の状態にします。その状態からお客様に下肢を持ち上げる前の状態に戻す動作をしていただき、恥骨筋を収縮させていきます。
次にお客様には仰向けになっていただき、施術する側の膝を立て、外へと倒します。その状態で施術者は膝を固定しておき、お客様には軽めの力で膝を立てた状態に戻す動作を5秒ぐらいしていただきます。この動作を数回繰り返し行っていきます。
斜角筋のマッサージ
斜角筋は首の骨と前側の肋骨を繋ぐ筋肉で三本の筋繊維で構成されています。頸椎の横突起から起始して前下方へと走行して鎖骨の裏側を通って肋骨の上内縁に停止します。
この筋肉が収縮すると首が側方や前方へと傾きます。
斜角筋をほぐす際は横向きのお客様に対して施術者は上方からアプローチします。
まず、後・中斜角筋を外側方向へと揉捏をかけ、筋腹部分をほぐしていきます。やや弱めの圧で小刻みに捏ねていきます。
次に拇指による指圧へと移行します。この場合も腕神経叢を圧迫しないように鎖骨のすぐ上の部分を避けながら三本の筋繊維を一つずつ押圧していきます。ゆっくりと押し込んでいき、数秒間静止します。繰り返し行っていきます。
棘下筋ほぐし
棘下筋はローテーターカフの一部で腕を外側に捻る筋肉です。筋線維は上部の横行線維と下部の斜走線維とに大別されています。上部では一部斜走線維が入り込んだ構造になっています。上部は主に下垂位での外旋動作や外転動作を行い、下部では外転位での外旋動作や内転動作を行います。ここでは下部繊維のマッサージを解説いたします。
横向きのお客様に対して施術者は頭側からアプローチします。片方の手で上になっている側の肘を把持してもう片方の手の手根部を棘下筋の斜走線維に当てておきます。そこから肩関節を外転させると同時に斜走線維に当てた手を丹田の方向へ押し込んでいきます。
次に肩関節を水平内転させると同時に斜走線維に当てた手を床方向へ押し込んで棘下筋をマッサージしていきます。
腸脛靭帯のマッサージ
腸脛靭帯は周囲の筋肉(大腿筋膜張筋、大殿筋、外側広筋等)と筋膜を介して連結しています。
施術は横向きのお客様に対して施術者は後方からアプローチします。上になっている側の脚を軽く浮かせて大腿筋膜張筋や腸脛靭帯を短縮位としておきます。そこから上前腸骨棘の外側にある大腿筋膜張筋の起始部周辺を手掌で押さえます。そのまま10秒から20秒程保持した後、ゆっくりと左右に揺らすようにマッサージしていきます。
次に腸脛靭帯を両手で両側からつまむようにして把持します。その状態から上方向へ持ち上げていきます。ポイントをずらしながら繰り返し行います。
鎖骨下筋ほぐし
鎖骨下筋は大胸筋の奥にあるインナーマッスルで文字通り鎖骨の下に位置していて、鎖骨に沿うように走行しています。この筋肉が収縮すると鎖骨を引き下げたり、肋骨を引き上げたりします。
筋膜的には鎖骨下筋膜や鎖骨胸筋筋膜を介して首の前側や胸の奥、腕の方に繋がっています。
施術は横向きの状態で行います。鎖骨直下に四指をあてがい、肩甲骨を下制させ、肩関節を水平外転させます。そうすると鎖骨下筋にあてた四指が徐々に奥深く潜り込んでいきます。四指圧をかけ続け、これ以上指が沈まないという所まできたらそこで圧を持続させたまま20~30秒程待ちます。繰り返し行っていきます。
当店は藤沢駅南口徒歩2分
JR東海道線、小田急江ノ島線、江ノ島電鉄を含む3路線からアクセスできます。ドン・キホーテ藤沢駅南口店から徒歩30秒、ハウスメイトショップ藤沢店の上、4階です。
ご予約はお電話でお願いいたします。
Tel.0466-28-5086
【営業時間】
平日 13:00~22:00
土日祝日11:00~22:00
神奈川県藤沢市南藤沢にあるマッサージ店です。このページでは、横向きの状態での施術をご紹介しています。

